ニュースリリース

〈2020.10.19〉東京メトロ銀座線の外苑前駅に大型ステンドグラス「躍動の杜」設置

 (公財)日本交通文化協会(東京都千代田区)は、現代絵師・山下良平氏が原画・監修の大型ステンドグラス『躍動の杜』を制作し、東京メトロ銀座線の外苑前駅に設置した。2020年10月16日に公開し、常設する。

 

 公開同日、完成除幕式が催され、原画・監修を担当した現代絵師・山下良平氏と伊藤忠商事(株)(東京都港区)、東京地下鉄(株)(東京都台東区)、(株)エヌケービー(東京都千代田区)の関係者が出席した。

 

日本交通文化協会の545作品目となる新たなステンドグラス 

 静岡県熱海市のクレアーレ熱海ゆがわら工房で制作された今回のステンドグラスでは、銀杏並木を全速力で駆け抜けるスプリンターと、その視線の先にトライを目指すラグビー選手や懸命に走る車いすレーサーら全力を尽くすアスリートたちが描かれている。明治神宮外苑に世界中からスポーツの感動を求めて人々が集い、歓喜することによって躍動の杜となることをイメージしているという。

 

 山下氏は「スプリンターシリーズ」などで知られ、「躍動」をテーマにさまざまな絵画を制作している。同氏は『ステンドグラスは鑑賞者がスポーツの世界へ吸い込まれていくような感覚になることを目指して絵作りしました。訪れる人々を本物のスポーツの感動へいざなうアートとして存在し、親しまれ続けることを願っています』と話している。

 

 作品は構想から約10カ月かけて制作し、ステンドグラスはクレアーレ熱海ゆがわら工房の職人ら6人によって仕上げられた。繊細な色あいを表現した約50種類のガラスを組み合わせて約1000ピースが使用されており、LEDを内蔵して、常時鮮やかな光を放つ。

 

 

 

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▲ 山下良平氏が原画・監修のステンドグラス「躍動の杜」

 

 

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▲ 「躍動の杜」原画

 

「躍動の杜」作品概要

■ 設置場所

東京メトロ銀座線外苑前駅 4a出口付近

■ 規模と仕様

縦2.0m×横5.0m、LED内蔵のステンドグラス

■ 原画・監修

現代絵師 山下良平氏

■ 題名

「躍動の杜」

■ 協賛

伊藤忠商事(株)

■ ステンドグラス製作

クレアーレ熱海ゆがわら工房(静岡県熱海市)

■ 作家プロフィール

山下良平(やました・りょうへい) 現代絵師

1973年 福岡県出身

 「躍動」を一貫したテーマに絵画作品を制作。代表作はサムライシリーズやスプリンターシリーズ。

 コマーシャルアートの分野では有名フィットネス誌表紙をはじめ、世界的スポーツブランドなどスポーツやアスリートに特化したビジュアルを作成、音楽フェスでのライブペインティング、参加者3万人規模のマラソン大会公式ビジュアルなどを手がける。

 2010年に自身のアートブランドを立ち上げ作品の発表、販売を開始。2015年、大阪で開催されたアジア規模のアートフェアではスポンサー賞を受賞し、エンターテインメント系現代絵師としての道を開拓中。

 

 

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▲ 山下良平氏の制作風景

 

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