デジタルサイネージ トレンド

〈2020.9.16〉スマートバス停、いよいよ本格導入フェーズへ。熊本駅前に9カ所導入

 IoTによるビジネス変革を推進している(株)YE DIGITAL(本社:北九州市小倉北区)と、西鉄エム・テック(株)(本社:福岡市中央区)とが共同開発したIoT技術を搭載した高機能なバス停「スマートバス停」が、熊本駅白川口駅前広場9か所に採用され、2021年4月より運用開始する。

 


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▲ 熊本駅白川口駅前広場 スマートバス停設置イメージ図 ※1

熊本市屋外広告物条例改正、
デジタルサイネージ広告掲出で広告収益を施設の維持に充てることが可能に

 今回、熊本市では国土交通省の屋外広告物条例ガイドライン改正に伴い、「熊本市屋外広告物条例」が改正され、屋外広告物禁止地域内のデジタルサイネージであっても、時刻表などの公益上必要な施設の維持に広告収益を充てる場合は、広告掲出が可能となった。これに伴い、広告収益の一部をバス事業者が、スマートバス停の維持管理に充てることができるようになった。今回熊本駅白川口駅前広場への採用を皮切りに、地方自治体との官民連携強化を図り、スマートバス停の社会実装を進めていくという。

 熊本駅周辺の再開発とともに、熊本駅白川口駅前広場もJRや市電、バスなど公共交通の交通結節点として、乗換利便性を高めるため、乗降場の整備が進められている。また、機能的で開放的な空間にするため、見やすい案内サインの設置やイベント開催ができるようなスペースを設けるなど、賑わい溢れる場になるよう計画されている。

 バス乗降場7か所におけるスマートバス停の運用は熊本県内のバス事業者5社(熊本都市バス(株)、九州産交バス(株)、産交バス(株)、熊本電気鉄道(株)、(株)熊本バス)にて行われる。尚、広告代理店として、バス事業者がJR九州エージェンシー(株)と協議を進めている。加えて、熊本駅前電停2か所の運用は、熊本市交通局が行う。

 

 

 

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▲ スマートバス停の掲示イメージ (※ 筐体デザイン及び表示内容は変更する可能性有)

 

 

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▲ 熊本駅白川口駅前広場 イメージ図 ※1

 

 

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▲ 設置場所(熊本駅白川口駅前広場 9カ所)

 

 

※1 熊本市より提供(※ 現在検討中の内容を含むため、今後変更の可能性有)。
※「熊本駅白川口駅前広場整備事業」について(熊本市Webサイト)

https://www.city.kumamoto.jp/hpKiji/pub/detail.aspx?c_id=5&id=16798&class_set_id=3&class_id=666

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