ニュースリリース

〈2018.12.19〉凸版印刷、東京駅の案内業務にAI を活用

 凸版印刷(株)は、東京駅において、駅及び商業施設を案内するコミュニケーションAI の実証実験として、チャットボット搭載のスマートスピーカーと多言語AI サイネージ「BotFriends Vision(ぼっとふれんず ビジョン)」を、2018 年12月7 日より設置した。

  凸版印刷は、東日本旅客鉄道(株)が設立した「モビリティ変革コンソーシアム」に2017 年11 月より参画した。今回はその一環でAI 活用による駅および商業施設における案内業務の実用性の検証として、多言語AI サイネージ「BotFriends Vision」とチャットボット搭載のスマートスピーカーを、東京駅エリアに設置する。

 実証実験を通して凸版印刷は、案内コミュニケーションAI の実用性および、AI コミュニケーションツールの優位性を検証するという。

 

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▲ ユーザとおもてなし対話が可能な多言語AI サイネージ「BotFriends Vision」

 

 東京駅のコンコース内に多言語AI サイネージ「BotFriends Vision」を設置し、来場者へ案内、問い合わせの多言語対応を実施。

 

・円滑なコミュニケーションを実現

 実証実験では、凸版印刷が提供する最新の多言語音声翻訳サービス「VoiceBiz」を活用。30 言語の中から選択した言語に自動で翻訳し、瞬時に音声やテキストで出力する。駅コンコース内における専門用語や固有名詞をサーバに登録することで、翻訳精度を高め、円滑なコミュニケーションを実現する。

 

・おもてなし対話を実現

 チャットボットプラットフォームは、凸版印刷の「BotFriends」を活用。行動経済学と凸版印刷がコールセンター対応で培ってきた顧客対応ノウハウに基づき、利用者の気持ちに寄り添った「おもてなし」対応を可能にする。システム・DB・印刷物制作等の様々な既存サービスと連動することで、プラスアルファのソリューションを提供する。

 

・外部システムとの連携

実証実験中は「駅すぱあと」と連携し乗換案内や時刻表情報を表示する。また、QR コードで画面上の情報を取得し、スマートフォンとの連携も可能だ。

 

 

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