ニュースリリース

〈2017.8.16〉シアトルのらーめん山頭火に人と空間を認識するAIサイネージ連携おもてなしロボット設置

 日本国内でも有数のロボットアプリ開発・導入実績をもつ(株)ヘッドウォータースは、Plenty USA Inc.が2017年8月5日(現地時間)、アメリカのシアトルに新規オープンした「らーめん山頭火 University Village店」に、Microsoft社のマルチタッチコラボレーションデバイスであるSurface HubとコミュニケーションロボットのSotaを組み合わせた新しいロボット体験を創出するサービスを、Plenty USAと共同開発した。


 

 「らーめん山頭火」は、“らーめん文化を世界に広めるパイオニア”として国内外で大きな人気を博しており、国内19店舗、海外8ヶ国38店舗展開する現在でも、日本・北海道というルーツを大切にし、本場の味へこだわりを持つと同時に、全世界共通でアイヌ文化を店舗デザインに反映させている。
 また、ヘッドウォータースは、200件以上の独自のコミュニケーションロボットアプリ開発の実績とノウハウを有し、コミュニケーションロボットの更なる有効活用場面創造に取り組んでおり、2017年2月より本格展開している居酒屋くろきん神田本店の「飲みニケーションロボット席」や、ラーメン店「鶏ポタTHANK」のポイントカードに替わるサービス「コグニメン for 鶏ポタ」など、より身近に、新しい方法でロボットが活躍できるアプリを数多く手掛けてきた。
 そして今回、「らーめん山頭火 University Village店」に導入された同サービスは、来客に北海道から始まった「らーめん山頭火」のストーリーやアイヌ文化、そして商品について、楽しくかつインタラクティブに知ってもらうことを目的とし、店舗入り口のウェイティングスペースに設置したという。
 同サービスは、AI機能連携マルチタッチ式大画面ディスプレイに、55インチのMicrosoft Surface Hubを採用。パネル上で来店客がコンテンツを選んでドラッグ&ドロップすると、動画や画像が表示されるSurface Hubアプリを開発し、パネルには2つのHDカメラが内蔵されており、Microsoft Azure のAI機能である 「Cognitive Services」の「Face API」によって、カメラが捉えた来店客の特徴と待合状況の人数による空間自動解析を行う。さらに、パネルの横に設置されたヴイストン(株)が提供する卓上ロボット「Sota」が、自動解析したデータを基に、約200パターンのレコメンドパターンに自動分類し、音声自動レコメンドを行うことが可能だ。

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