インタビュー

Special Interview  EFI Guy Gecht CEO

多種多様な素材のメディアに対応していく サインディスプレイ業界の変貌

 

カリフォルニア州に本社を置き、世界23カ所に拠点を設けているEFI。スーパー ワイドフォーマットプリンター「VUTEk」や印刷管理ソリューションなどを提供している。2月末に来日した同社の最高経営責 任者Guy Gecht氏に日本と世界のサインディスプレイ業界について話を伺った。

 


Guy Gecht(ガイ・ゲット)

EFI最高経営責任者 イスラエル、ベングリオン大学卒(数学及びコンピュータサイエンス専攻)。1995年にEFI入社。

Fieryサーバー部門を飛躍的に伸ばし、1998年には1年で35製品を開発。

2000年1月より最高経営責任者(CEO)。さまざまな企業との統合を実現し、現在までにVUTEk、RastekやJetrionなどのインクジェットプリンターを製品群に加える。

 

 

 

 

 

———御社の事業戦略は、日本と世界でどのような違いがありますか?   
 
 日本では、現在弊社のプリンターを利用していただいている顧客に我々のプリンターのよさを実感していただき、さらに仕事で成功してもらう、そしてまた我々のプリンターを買っていただけるようにと努力しています。そのためには、顧客をサポートし仕事を成功させることが大切だと思っいます。そうすることにより、自ずと新規顧客も増えると考えています。世界的にみるとまだまだアナログが多いので、それをデジタルに変えていきたいと 思っています。最近では、さまざまな素材に印刷できるようになっていますので、これを世界中に推進していきたいですね。 

 
 

———日本の街中の看板には、どのような印象をもっていますか?   
 
 日本はとても看板が多いと感じています。カラフルで、高品質なものが多いですよね。また、日本の広告は短いスパンでどんどん入れ替わるので、デジタルプリントが必要不可欠だと感じています。オンデマンド印刷の可能性を感じますね。さらに、いろいろな素材のメディアに印刷するというニーズが増えてきているのでそのことを踏まえて、日本ではとくに「VUTEk」のロール to ロールとハイブリッドタイプを推しています。「VUTEk」は厚さ3.2mmまでの厚手のテキスタイルや、メッシュなどの軟質素材にも印刷でき、幅広い素材に対応しています。今、日本の皆様が求めているプリンターだと思います。なかでも、LEDランプを使用しているタイプは、エネルギーの使用を減らし、環境に優しいのも魅力のひとつで、環境問題に取り組む先進国では人気です。

 
 

———インクジェットプリンター業界の変化を教えてください。   
 
 日本でも増え始めていますが、世界的にみても、やはりインテリアとしての利用が多くなってきています。「VUTEk」の「GS5500LXr Pro」は、印刷可能な最大メディア幅が5mあり、遠い場所に掲出する 大型広告物の製作用途が多いと思われがちですが、高解像度でとてもきれいに印刷できるので、じつはインテリア用途にも適しています。さらに、先程も申しましたが、「VUTEk」は、さまざまな素材のメディアに印刷することができます。アイデア次第で多種多様なインテリアを制作することができると思いますよ。

 
 

———日本ではオリンピックに向けてデジタルサイネージ化がすすんでいますが、対策などはありますか?   
 
 デジタルサイネージに対抗するということではなくて、デジタルサイネージにできないことを補っていくことが大切だと思います。たとえば、ウィンドウサイネージや、メタル、プラスチックへの印刷など。我々はそこをメインにすすめていきたいと考えています。

 
 

———最後に日本のサインディスプレイ業 界へメッセージをお願いします。   
 
 日本には、まだまだ大きなチャンスがあると思っています。海外やいろいろなところに目を向けて、もっと多くのことを学べば、さらにすばらしい看板やインテリアなど、プリンターを活用したさまざまな物が増えてくると思いますよ。

 

VUTEk_GS5500lxrPro_SilkBeer_jpg

UVインクジェットプリンター「EFI VUTEk GS5500Lxr Pro」。8 色(C、M、Y、K、Lc、Lm、Lk、Ly)+ ホワイト(オプショ ン) UVインク搭載。最大メディア幅5m、厚さ3.2mmまでのテキスタイルやメッシュを含む軟質素材にも印刷できる。

 

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