S&Dセレクション

空間デザインの立体配置シミュレーションアプリ「ミスラズAR PRO」販売開始

ARアプリを使って設置前に完成イメージを実寸サイズで確認。

サイバネットシステム(株)は、空間デザインの提案に伴うクライアントへのプレゼン用ARアプリケーション「ミスラズAR PRO」の提供を開始。Google Tango対応のAndroid端末「Lenovo Phab 2 Pro」(6.4型ワイドIPSパネル、Android6.0搭載、以下 Phab 2 Pro)とのセットパックとして販売する。

 




 

「Phab 2 Pro」の赤外線センサーが空間内の天井や壁を認識し面に合わせてデザインイメージを貼付、実寸に近いサイズで掲出イメージを表示する。

「Phab 2 Pro」の画面上では看板およびポスターサイズや、地上から看板までの高さなども確認できる。

 
奥行きや遠近感を忠実に再現した配置が可能

 「ミスラズAR PRO」は、看板やデジタルサイネージ、ポスター、絵画など大型の装飾イメージを、クライアント(店舗、広告代理店、デザイナー、看板屋等)の目の前で確認できるというもの。その場で設置サイズを変更しながら様々なパターンを試せるため、即決効果が期待できる。
 操作方法は、「Phab 2 Pro」上で、①掲出したい装飾イメージ(端末に保存した画像)を選択、②次に装飾サイズを選択、③あとは設置したい場所に指で装飾イメージを移動させるだけ。装飾サイズは指先で拡大/縮小することも可能だ。
 最大の特長は、測定機器なしで実寸に近いサイズ感をその場で確認できること。「Phab 2 Pro」の赤外線センサーにより空間内の天井や壁を認識、面に合わせてデザインイメージを貼り付け、奥行きや遠近感を忠実に再現した配置が可能になっている。壁面や床面への掲出のほか、天吊り設置や地面からの垂直設置など空間への掲出にも対応しており、これまで3次元のCG上でしかできなかった空間デザインの評価検討が、スマホタブレット上でリアルタイムに確認できる。これにより、資料作成や検討にかかる時間を大幅に短縮し、工数の削減を実現できるだろう。
 なお、作成した設置イメージは保存、別の場所にいる人などにメールで送信することもできる。
 サイバネットシステムの担当者は『クライアントのイメージするサイズ感をその場で引き出せることがポイントです。(看板などの)ダミーの仮当てですと設置に限界がありますが、「ミスラズAR PRO」であれば、人手では設置できない場所でも簡単に試せますので、大変ご好評を頂いております』と話す。

 

 参考価格は「Lenovo Phab 2 Pro」端末代込みで167,800円(税別)。



 

 


▲ ビル壁面にLEDビジョンを設置する場合の使用イメージ。写真のように、設置したい場所に「Phab 2 Pro」をかざせば、瞬時に設置イメージ(下)が表示される。

 

 


▲「ミスラズAR PRO」端末セットパック

 

 


ミスラズAR PROとは? 動画はこちら


 

 

こちらの情報は月刊サイン&ディスプレイ2017年10月号に掲載しております。

 

 

【問い合わせ】

サイバネットシステム(株)ITソリューション事業本部
AR/VRソリューションセンター
東京都千代田区神田練塀町3番地 富士ソフトビル
Tel.03-5297-3799 Fax.03-5297-3646
http://www.cybernet.co.jp/ar-vr/
https://missrazz.com/

 

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